一般内科の診療
疾患の中には意外な症状を起こすものが珍しくありません。長引く咳が食道疾患によって起こっていることもありますし、背中などの痛みが皮膚疾患で生じるケースなどもよくあります。放置していると重症化したり、治しにくくなったりすることが多いため、「おかしい」と感じたらお気軽にご相談ください。
風邪
鼻やのどの粘膜に炎症を起こしている状態で、主にウイルスによって生じます。主な症状は、咳、鼻水、のどの痛み、発熱です。多くは数日で症状が改善しますが、それ以上長引く場合は肺炎や気管支炎になって重症化する可能性があります。症状がひどい場合や、長引く場合には早めに受診してください。
インフルエンザ
風邪に比べて急激に重い症状を起こします。インフルエンザは例年、冬期に流行し、潜伏期間は1~5日です。早めに受診することでウイルスの増殖を抑える治療が可能になります。気管支炎や肺炎、脳炎など重篤な合併症を起こす可能性もありますし、周囲に感染を広げないためにも、急に高熱が出たらできるだけ早く受診してください。
花粉症の治療(舌下免疫療法)
スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎は、治療薬を舌の下に投与する舌下免疫療法が可能です。
当院では保険適応で舌下免疫療法が可能ですので、お気軽にご相談ください。
高血圧
脂質異常症
糖尿病
骨粗鬆症
骨は破壊と再生という代謝によって強度を保っていますが、代謝がうまく行われなくなって骨密度(骨量)が減ると骨がもろくなり、ちょっとした衝撃で骨折しやすくなります。これが骨粗鬆症です。進行して骨密度が低くなると身体の重みで背骨が潰れるように圧迫骨折を起こすことがあり、連鎖的な圧迫骨折によって寝たきりになってしまう可能性があります。女性は閉経後に発症しやすいため、更年期を迎えたら定期的に骨密度を計測するようおすすめしています。骨密度低下を予防するためには、骨をつくるのに必要なカルシウムなどをしっかりとって、軽い運動を習慣的に行って骨に負荷をかけて強化することが重要です。必要があれば、薬物療法などによる治療も行います。
なんでも気軽に相談できる「かかりつけ医」
健康に、安心して過ごすためには、ちょっとした不調があった際にも気軽に相談できる「かかりつけ医」がいることが有効です。慢性疾患がある場合は「かかりつけ医」がいることが多いですが、健康な方の場合も風邪などの際にいつも同じクリニックを受診するという「かかりつけ医」があればデータの蓄積ができますから、適した医療をスムーズに受けられます。また、ちょっとした変化にも気づきやすく病気の早期発見にもつながります。体質やライフスタイルにきめ細かく合わせた治療も「かかりつけ医」であれば可能です。
さらに、「かかりつけ医」があれば、「はっきりした症状がない」「どこを受診したらいいのかわからない」場合でも気軽に相談できます。
当院は、「かかりつけ医」として、地域の方の健康や快適な生活に貢献したいと考えています。症状がある場合だけでなく、健康診断の結果などお身体や健康に関するお悩みや気になることがありましたら、些細なことでも気兼ねなくご相談ください。